ゴルフを始めたばかりの方や、ランニングシューズしか持っていない方は、「ゴルフシューズとランニングシューズの違いは何だろう?」と疑問に思うかもしれません。
ゴルフシューズは、ランニングシューズとは異なる特殊な設計がされています。
この記事では、ゴルフシューズとランニングシューズの違いを詳しく解説し、ランニングシューズでゴルフをすることのデメリットについても触れます。
ゴルフを本格的に始めるなら、ゴルフシューズへの投資が必要不可欠です。
ゴルフシューズ選びのポイントも合わせて紹介するので、ぜひ参考にしてください。
記事のポイント
- ゴルフシューズとランニングシューズのソールの設計の違い
- ランニングシューズでゴルフをすることのデメリット
- ゴルフシューズの種類とその特徴
- ゴルフシューズ選びのポイント
目次
ゴルフシューズとランニングシューズの違い
ゴルフシューズとランニングシューズは一見似ていますが、実は大きな違いがあります。
ゴルフシューズは芝生の上で安定したスイングを可能にするために設計されているのに対し、ランニングシューズは主にアスファルトなどの硬い路面で使用することを想定して作られています。
ここではその違いを詳しく見ていきましょう。
ゴルフシューズのソールの特徴
ゴルフシューズのソールには、スパイクまたはスパイクレスの突起物が付いています。
これらの突起物は、スイング時に地面に食い込むことで足元を安定させる役割を果たします。
また、ソールには複雑な溝のパターンが刻まれており、あらゆる方向への滑りを防ぐ設計になっています。
これにより、ゴルファーはスイング時に力強く踏み込むことができるのです。
ランニングシューズのソールの特徴
一方、ランニングシューズのソールは、主に衝撃吸収とグリップ力に重点を置いて設計されています。
ソールには弾力性のある素材が使用され、着地の際の衝撃を和らげます。
また、アウトソールには路面との摩擦を高めるためのパターンが刻まれていますが、これはアスファルトなどの硬い路面での使用を想定したものです。
ゴルフシューズほど複雑な溝のパターンは必要とされていません。
ゴルフシューズのスパイクについて
従来のゴルフシューズには、金属製のスパイクが使用されていました。
しかし、金属スパイクは芝生を傷めやすいという欠点がありました。
現在では、多くのゴルフシューズにプラスチック製のソフトスパイクが採用されています。
ソフトスパイクは金属スパイクと同等の性能を発揮しながら、芝生への負担を軽減することができます。
交換可能なスパイクを採用しているモデルも多く、ソールの交換だけで長く使用することができます。
スパイクレスゴルフシューズとは
近年、スパイクレスのゴルフシューズが人気を集めています。
スパイクレスシューズには、ソールに突起物が付いていません。
代わりに、ソール全体に細かい溝やパターンが刻まれており、これによってグリップ力を確保します。
スパイクレスシューズは、スパイク交換の手間が不要なうえ、クラブハウスなどでも着用できるという利点があります。
性能面でもスパイク付きシューズに迫る高性能モデルが登場しており、多くのゴルファーに支持されています。
ゴルフシューズの防水性能
ゴルフは雨天でもプレーを続行することが多いため、ゴルフシューズには優れた防水性能が求められます。
多くのゴルフシューズには、アッパー素材に撥水加工が施されているほか、防水メンブレンが内蔵されています。
これにより、雨や朝露などの水の侵入を防ぎ、足を濡らすことなくプレーを続けられます。
一方、ランニングシューズは防水性能よりも通気性を重視して設計されているため、雨天時のゴルフには適していません。
【徹底比較】ゴルフシューズがランニングシューズに勝っている点
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ランニングシューズでゴルフをすると滑りやすい
前述の通り、ランニングシューズのソールはアスファルトなどの硬い路面での使用を想定して設計されています。
そのため、芝生の上では十分なグリップ力を発揮できません。
特に朝露や雨で芝生が濡れている場合、ランニングシューズではスイング時に足が滑ってしまう可能性が高くなります。
これは、スコアの低下だけでなく、怪我のリスクにもつながります。
スイングの安定性に欠ける
ゴルフのスイングでは、体重移動と下半身の安定性が非常に重要です。
ゴルフシューズは、スイング時の足元のブレを抑えるために設計されています。
一方、ランニングシューズはクッション性を重視しているため、スイング時に足元が不安定になりやすいのです。
これにより、スイングのブレが生じ、ボールのコントロールが難しくなります。
特にドライバーショットのように強い力でスイングする場合、安定性の差は顕著に表れます。
足の疲労が早く出る可能性がある
ゴルフは1ラウンドで10km以上歩くことも珍しくありません。
ゴルフシューズは長時間の歩行を想定して設計されており、足の疲労を軽減するための工夫が施されています。
例えば、アーチサポートや踵のクッショニングなどです。
一方、ランニングシューズは主に前後の動きを想定しているため、ゴルフのような長時間の歩行には適していません。
ランニングシューズでゴルフをすると、足が早く疲れてしまう可能性があるのです。
ゴルフ場でランニングシューズ着用は認められていない
多くのゴルフ場では、ドレスコードの一環としてゴルフシューズの着用を義務付けています。
これは、芝生の保護と他のプレーヤーへの配慮の観点から設けられた規則です。
ランニングシューズでゴルフ場に入ることは、ドレスコード違反とみなされる可能性が高いのです。
もしランニングシューズでプレーしたい場合は、事前にゴルフ場に確認を取る必要があります。ただし、多くの場合は断られるでしょう。
スニーカーでゴルフをする際の注意点
ゴルフ初心者の中には、ゴルフシューズを購入する前に普段履きのスニーカーでプレーしたいと考える人もいるかもしれません。
しかし、前述の通り、スニーカーはゴルフには適していません。
特に、ソールがプラスチックやラバー素材のスニーカーは、芝生での滑りやすさが顕著です。
また、スニーカーは芝生を傷める可能性もあります。
どうしてもスニーカーでプレーしたい場合は、次の点に注意しましょう。
まず、ソールがフラットで溝の深いモデルを選ぶこと。
また、ゴルフ場に確認を取り、スニーカーでのプレーが可能かどうかを確認すること。
さらに、足の疲労や怪我のリスクを考慮し、無理のないプレーを心がけることです。
できれば、早めにゴルフシューズを購入することをおすすめします。
ゴルフシューズは1足1万円程度から購入できます。
長く使えるアイテムなので、ゴルフを続けるならば必要な投資と言えるでしょう。
ゴルフシューズとランニングシューズの違いを総括
記事のポイントをまとめます。
- ゴルフシューズとランニングシューズのソールの設計の違いがある
- ゴルフシューズのソールには、スパイクやスパイクレスの突起物が付いている
- ランニングシューズのソールは、衝撃吸収とグリップ力に重点を置いている
- ゴルフシューズには、プラスチック製のソフトスパイクが主流になっている
- スパイクレスゴルフシューズは、ソールの溝やパターンでグリップ力を確保している
- ゴルフシューズは優れた防水性能を持っている
- ランニングシューズでゴルフをすると、芝生の上で滑りやすい
- ランニングシューズではスイングの安定性に欠ける
- ランニングシューズでゴルフをすると、足の疲労が早く出る可能性がある
- 多くのゴルフ場では、ランニングシューズの着用は認められていない
- スニーカーでゴルフをする場合、ソールがフラットで溝の深いモデルを選ぶべきだ
- ゴルフを続けるなら、ゴルフシューズへの投資が必要だ
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